作家・岡田伸一先生インタビュー

「奴隷区」「少年と老婆」岡田 伸一さんインタビュー

携帯小説「蟲貴族 -年収2億の女子高生-」の表紙イラストをSkillotsにて依頼いただいたご縁で、作家・岡田伸一先生にインタビュー。
ご自身の仕事のスタイルや、「プロフェッショナル」であることの考え方、Skillotsの活用方法まで、新進気鋭の作家さんならではのお話を聞く事ができました。

文末には、岡田先生の代表作のひとつ「少年と老婆」のサイン本プレゼント(抽選で10名様)もあります!※応募を締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。

ウェブサイト

岡田伸一さんプロフィール

岡田伸一著作小説家、漫画原作者、シナリオライター、株式会社アレアレアスタジオ代表。
学生時代から携帯小説サイトにて小説の投稿を開始。
E☆エブリスタにて人気を博していた「僕と23人の奴隷」が2012年に書籍化。その後、「奴隷区-僕と23人の奴隷-」として漫画化され、2014年には実写映画化される。漫画は販売累計220万部を超える大ヒットに。
代表作は、「少年と老婆」(小説)、「奇少物件100LDK」(小説・漫画)、「D・F・O デス・ファンタジー・オペラ」(小説・漫画原作)など。
1984年生まれ。埼玉県在住。

――「奴隷区」がヒットした後も、精力的に携帯小説サイトで作品を発表し続けていますよね。

携帯小説を中心にやっていた頃は、バカにされることもあったし、自分自身でもコンプレックスに感じることもありました。実際、携帯小説・ネット小説って、未だに成功例が少ない業界なんです。一発売れた、一発映像化した、一発百万部突破したっていう人はいるんですが、その後継続的にお仕事につながっているという人は、僕も知らないくらい。その理由のひとつとして、ホームタウンを移動すると、必ず読者が離れちゃうんですよね。自分の気に入っていた作者を探そうとしても、「あれ?いなくなった」となっちゃう。ホームタウンを移した作家さんも何人か知っていますが、売上や閲覧数に大きな影響が出ています。また、最近では携帯小説の視聴者数や注目度が年々下がってきて、特に若い読者の興味が漫画の方に移行してきているのも肌で感じています。

そのような状況を見てきて、僕はホームタウンを変えないで無料でも既存読者に喜んでいただきつつ、なおかつ本屋さんでも紙の書籍として販売してもらって、さらに小説でも漫画原作でも、いただいた仕事は全力でやらせていただいてビジネスとしてのつながりを作っていかないと、この仕事を続けていけないと感じたんです。最近ではゲームの企画をやったり、潮(うしお)WEBさんで連載もしています。

――今後はどのような展開を考えてらっしゃいますか?

今後10年以内にアニメ制作をしたいです。そのためにお金もノウハウも必要なので、仕事の中でできたつながりの中でいろいろ教わって、実現していきたいです。法人化したのもそのためです。今の時代そんなに甘くはないとは思うんですが、手塚治虫先生のように本の印税でアニメを作れたら最高ですね。

アニメを作る時には、草案から脚本、映像、どこでリリースするかまで、全部やりたい。今の段階では、コミックや映像で関わらせていただくことはできるんですが、自分でプロデュースをするというのは難しいんですよね。アマチュアからプロになってやっと分かったんですが。

岡田伸一さんインタビュー

意外(?)と愛妻家の岡田先生

――Skillotsで活動しているクリエイターさんの中にも、自分がプロかどうか分からないという方は多くいらっしゃると思います。岡田さんがプロフェッショナルになられたと感じられたのはどのタイミングですか?

会社員時代に、自分の稼ぎの3倍は稼げと言われていたんですが、小説の「奴隷区」はあまり売上が良くなかったので、出版社さんに申し訳ないと思っていて、本屋さんまでいって手売りをしたりしていました。そこから出版社の営業さんの機転によりオオイシ先生という漫画家さんの多大なご協力を頂いたことで、「奴隷区」のコミックが累計220万部売れて、出版社さんを含めて周りの方々のご飯になる仕事ができたと感じた時にプロになれたと感じました。僕の仕事で周りの方々が飯を食える、そういう状況を続けていく事がプロの条件だと思っています。

――小説、漫画原作、ゲームの企画と非常に忙しそうな毎日を送られているイメージがありますが、一日のサイクルを教えていただけますか?

大体、9時くらいから15時くらいまで、一日6時間書いて、後は犬の散歩をしたり、スーパーに行ったり。週に5日と決めていて、土日は休んでいます。

一流は堕落的でもいいんです。でも、超一流は仕事も家庭もちゃんとしている人。僕その考え方がすごい好きで、だから結婚した時にも浮気しないこととか、月々かならず一定の収入をおさめるということを妻と約束しています。 そういうことができて、超一流っていうのかなって。

僕は現在、企画書とかも含めると年間約36万文字、文庫本12冊くらいの仕事をしています。僕が他の作家さんに負けないところは、もともと営業をやってい たことと、若いうちから文芸という世界に入ったということ。スケジュール管理もするし、作業効率を計算して、漫画とか映画とかも沢山見ています。時代に沿った物語を創り続けられたらと思っています。

――Skillotsでクリエイターさんを選ぶ際に、奥様の意見が決め手だったとのことですが、奥様の意見をよく聞かれるんですか?

妻が面白いと言うと売れるんです。作品は全然読まないですけど。
「奴隷区」も、最初の方だけ読んで「これは売れるよ」と言ったらホントに売れました。そういう良いジンクスがあるのと、自分自身の目が肥えちゃって分からなくなっちゃう時があるもので、「蟲貴族」の表紙を描いてもらうイラストレーターさんを選ぶ際にも妻の意見を聞きました。この作品は女性受けがいいものにしたかったので、妻が一番見やすいという萩のさんに決めた経緯があります。

蟲貴族の表紙

萩のさんが描いた「蟲貴族」の表紙。メインキャラクター4人がそれぞれの性格を反映した表情で描かれている。

――萩のさんに「蟲貴族」の表紙をご依頼された感想をお聞かせください。

出版社さんから出していただく書籍の表紙は、作者が監修するということはあまりないんです。だから、今回は自分の希望を全て聞いてもらって、大変でしたがとても楽しかったです。
札束を持たせようとか、色々と試行錯誤をして進めていき、萩のさんから提案をいただける場面も何度もありました。表情等の細かい部分で僕がなかなか納得できない時も、萩のさんがとても辛抱強く対応していただいて、本当にいいものができました。

やっぱり表紙って大事なんですよね。書店で売っている本はもちろん、ネットでもジャケ買い、ジャケ見っていうのはいくらでもあります。そういう意味では、Skillotsさんの機能を知って、「もっと早く知りたかった」って思いました。自分のように文章は書けても絵は描けないという人や、いいアイデアがあって誰かに漫画を描いてほしいっていう人は多いと思います。

――どのようなきっかけでSkillotsを選んでいただけましたか?

他にも似ているようなものは出てくると思うんですけど、一番まともそうなのが御社だったんです(笑)

様々な仕組みでクリエイターさんとクライアントの両方の立場を守っていただいていると感じました。著作権や料金、スケジュール設定など、「こういうことを決めなければいけなかったんだ」という決めごとを流れに沿ってやればできるし、チャット機能やファイルのやり取り等も単純に使いやすかったです。

あの後、千楽さんに僕の会社のゆるキャラを描いてもらったんですが、他にもコミックの宣伝用に漫画を描いてもらったりとか、愛犬のミニチュアシュナウザーの似顔絵とか、色々使ってみたいですね。

個人的には、携帯小説を書いている駆け出しのクリエイターにもっと認知させて欲しいです。できれば、白黒でもいいので安く使える仕組みを用意していただいて、うまく広めていただけたらと思います。

――本日は、ありがとうございました!

 

ウェブサイト

蟲貴族 -年収2億の女子高生-

蟲貴族の表紙
6種を除き、全ての虫が絶滅した世界。埼玉県に住む女子高生、カンナ、ココロ、マイ、ツバサは、幸運を呼ぶ7種目の虫・エキゾチカを巡る様々な事件に巻き込まれてゆく。友情と裏切りの果てに、4人が見たものとは・・・?登場人物の一人、真木幸雄は小説家で、岡田先生自身が投影されたキャラクターになっている。岡田ファン必見の無料スマホ小説。

 

「少年と老婆」サイン本プレゼント!

「少年と老婆」サイン本
Skillotsをご利用の皆様に、岡田伸一先生よりプレゼント!携帯小説で伝説的な人気を誇り、待望の書籍化を果たした「少年と老婆(幻冬舎・刊)」のサイン本を10冊ご提供いただけました!
小説や活字が苦手な人にもぜひ読んでいただきたいという岡田先生の想いが詰まった本です!!

【プレゼント内容】
「少年と老婆(幻冬舎・刊)」のサイン本を抽選で10名様にプレゼントします。
※当選者の発表は、賞品の発送(2015年12月下旬頃を予定)をもってかえさせていただきます。

【応募資格】
どなたでもご応募いただけます。
※必ずご住所とお電話番号をご登録ください。

【応募期限】
2015年11月13日(金)〜2015年12月14日(月)

※プレゼントの応募を締め切らせていただきました。沢山のご応募、ありがとうございました

この記事の著者

藤田 健プランニングディレクター

Skillotsを含むエフ・プラット株式会社の全てのサービスの企画・運営責任者。
神奈川県出身・中野区在住。

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