3Dプリンタでオリジナルフィギュアを作ろう!

3Dプリンタのフィギュア

3Dプリンタでオリジナルフィギュアを作ろう!

最近何かと話題になる3Dプリンタですが、3Dデータの作成が高いハードルとなっており、一般に普及していないのが現状です。
そこで、Skillots(スキロッツ)のスタッフが、クリエイターさん達の手助けを得て、オリジナルフィギュアの作成に挑戦してみました!
キャラクターデザインから3Dデータ制作、3Dプリントまで、動画もまじえて完全実況します。
ぜひ皆さんもこの記事を参考に3Dプリンタの活用にチャレンジしてみましょう!

1.キャラクターを作ろう!

まずは、3Dフィギュアの元になるキャラクターデザインをします。キャラクターデザインは、3Dデータを作りやすいように正面・背面を作成します。
キャラクターデザインができる3Dクリエイターさんもいますが、今回はイラストレーター・黒沢伊月さんにお願いしました。

料金:45,000円 納期:7日間 依頼の詳細を見る

キャラクター ラフ

キャラクターのラフ。この時点で、フィギュアにするのに無理がないか確認します。(バッグの肩ひもや胸のひも部分が細すぎるので修正指示。)

フィギュア用キャラクター

3D制作のイメージがわくよう、立体を意識したデザインと着色で正面と背面のイラストが完成。

イラストレーターの感想

今回の制作で気をつけたのはどのような点ですか?

フィギュアのデザイン自体初めてでしたので、どのくらい細かいところまで表現できるのか、どんなポーズや表情、等身が可愛いのかを実際のフィギュアを見て研究いたしました。 立体にするからには立体ならではのツヤやふっくら感を表現したかったので、手首足首をあまり細くなり過ぎないようにしたり、髪の毛を束にしてもおかしくない形状になるよう気をつけました。 髪の毛に関しては普段描いているものと全く違ったので、毛の流れをどう描いたらいいのかわからず、いろいろなツインテールのフィギュアを見ながら試行錯誤いたしました。

フィギュアを制作した感想をお聞かせください。

自分のデザインしたキャラクターがフィギュアになるなんてなかなか経験できないことだと思いますので、今回お声がけ頂けてとてもありがたく思っております。 出来あがったものもとても可愛らしく、ここまで表現できるものなんだなぁとびっくりいたしました。 また機会があれば違うポーズや衣装替えなども制作してみたいですね。

黒沢伊月さんに依頼する

 

 

2.3Dデータを作ろう!

3Dソフトの扱い方がわからなくても、経験豊富なプロの3DCGクリエイターに依頼すれば思い通りのデータがすぐにできます。
今回は、画部フタバさんにお願いしました。
料金:15,000円 納期:15日間(内、作成期間:8日間)案件の詳細を見る

 

フィギュアの3Dデータ

キャラクターのイラストを元に、3Dモデルを制作

フィギュアの3Dデータ

キャラクターデザインをした黒沢伊月さんにアドバイスを求め、さらに魅力的なカタチに

フィギュアの3Dデータ 修正点

今回3Dプリントをお願いするDMM.comさんの指摘により、造形不可能な部分や壊れやすい部分の厚みを調整

フィギュアの3Dデータ

自立するよう台座を付け、3Dデータが完成。画像をクリックすると3Dデータのサンプルがダウンロードできます。 ※3DデータはMeshLab(フリーウェア)などを使用して閲覧できます。

3DCGクリエイターの感想

今回の制作で気をつけたのはどのような点ですか?

元のキャラクターデザインをできるだけ忠実に再現するように心がけました。
デフォルメされたかわいい女の子のキャラクターですので、全体的なやわらかい感じや、ポーズや表情のかわいらしさを表現できるように気をつけました。

フィギュアを制作した感想をお聞かせください。

3Dプリンターの素材の特性をよく理解してモデルを制作する必要があると思います。
特に石膏カラーは、フルカラーの造形ができる反面、アクリルなどと比べて細かい造形が苦手で、衝撃に弱い素材なのでモデルの形状を十分に検討する必要があると感じました。
3Dプリンターについては、個人でも手軽にフィギュアなどの立体模型や商品などを1個から制作できるとても魅力的なツールだと思います。

画部フタバさんに依頼する

 

 

3.3Dプリントしよう!

DMM.comさんのサービスを利用して、3Dプリントをします。3Dプリンターは目的に合わせて樹脂や金属等、様々な素材のものを利用できますが、今回はフルカラーでの造形が可能な「石膏フルカラー」を選択しました。
料金:6,500円/体 納期:7〜9日間(データが出力可能と確認できた後)

3Dプリンタのセット

作成した3Dデータを造形しやすいように配置し、3Dプリンターに送る。

3Dプリンタ

「ProJet 660 Pro」という機種で3Dプリント。薄く敷かれた石膏粉末を着色・凝固させ、幾層にも積層して造形していく。

3Dプリンターから取り出し、余分な粉末を取り除く。

 

液体ボンドを浸透させ、研磨したらいよいよフィギュアの完成です!

  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア
  • 3Dプリンターで作ったフィギュア

DMM.comさんの感想

今回の取り組みの感想をお聞かせください。

キャラクターデザイン、3Dデータ制作、3Dプリントという一連の過程を見ていただく事でユーザーの方にもよりわかりやすくイメージを掴んでいただけるのではないかと感じました。
また3Dプリント部分で弊社サービスを選んで頂きありがとうございます。

今後、3Dプリンターをどのように使ってもらいたいですか?

弊社サービスは自身で3Dプリントを楽しむだけではなく、データを出品し造形物を販売する事もできます。
今後、サービスや対応する素材等も随時増やしていく予定ですのでご自身のアイデアを形にし、
世に広めるためのツールとして弊社3Dプリントサービスをご活用いただけると幸いです。

DMM 3Dプリント


いかがでしたでしょうか。

数万円のお金と1ヶ月程度の時間があれば、Skillotsのクリエイターと3Dプリンターを活用して誰でも簡単に立体物の造形をできることがお分かりいただけたかと思います。
今すぐあなたのアイデアをカタチにして、見た事もない商品を発明したり、世界にひとつだけのプレゼントを贈ってみませんか。
「21世紀の産業革命」の鍵を握ると言われている3Dプリンター。未来はすでにあなたの手の中にあります!

皆様のご意見やご感想もお待ちしています!

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この記事の著者

藤田 健プランニングディレクター

Skillotsを含むエフ・プラット株式会社の全てのサービスの企画・運営責任者。
神奈川県出身・中野区在住。

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