Text Works
絵本テキスト「したをみない のっぽちゃん」
ぼくらのなかまの のっぽちゃん。ぼくらより背がずっと高いから、ぼくらは見上げてしゃべります。
「もっと しゃがんでよ」と、ぼくらが言うと、のっぽちゃんは、「だって 足が疲れる」といって断ります。それだけにとどまらず、いっつも牛乳ばっかりのんで、まだまだ背を伸ばしたがっています。
そんなんだからのっぽちゃん お友達がだぁれもいません。いっつもひとりぼっちで 遠い遠いお空を眺めています。
そんなせい活が、なん年もつづいたある日、地平線の むこうから、のっぽちゃんと同じくらいの背の高さの人がやって来ました。「やぁ、きみも、とっても背が高いんだね。ぼくと どっちが高くなるか 競争しようよ。」「いいね。」
それからののっぽちゃんはまい日、とても楽しそうでした。よかったね、のっぽちゃん。
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