提供できる資料
神城ゆみ様
はじめまして。
このたびは見積もりのご提案ありがとうございます。
過去の作品などを拝見して、可愛らしい雰囲気の絵柄が気に入りましてご連絡差し上げました。
今回のコミック作成をお願いできますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
案件内容
自費出版した小説の内容を紹介する漫画(物語の中の1シーンを1ページ程度でコミック化したもの)を募集します。
小説の内容は学園物です。主人公の女子高生(元気で明るい女の子/ピアノ大好き)と、クラス担任の先生(イケメン英語教師/実は訳ありギタリスト)が、音楽を接点として意気投合するうちに思いがけない展開になって……というお話です。
自身の作品紹介Webサイトなどで使用予定です。
詳細は以下の通りお願いいたします。
◇使途:自作の作品紹介Webサイトで使用
※掲載の際にはコミック作者名も併記させて頂きたいと思います。
◇依頼内容
<仕様>
・モノクロ
・ファイル形式:jpeg
・サイズ:特に指定はありませんが、極端に小さくないものでお願いします。
<全体の内容>
以下のような小説の1シーンを漫画にして下さい。
少女漫画風のタッチを希望します。
・場所:高校の教室
・登場人物:女子高生(主人公)とクラス担任の先生(男性)
・状況:主人公の女子高生が、2年生に進級して知らない子ばかりのクラスに入れられてしまう。
始業式の後のホームルーム。何も知らない担任の先生が仲のいい子同士でくっついて班に分かれろと生徒達に言う。友達のいない主人公は困ってしまい、意を決してこっそり先生に自分の状況を伝えることに。
・人物関係:先生と主人公はこの日が初対面。実は主人公の母親と先生は昔のバンド仲間。当時の先生はひそかに主人公の母親のことが好きだったけれど、彼女はすでに他の男性と結婚していた。
・人物の心情など:
主人公に話しかけられた時に、先生は彼女に(若い頃の)主人公の母親の面影を感じて内心はっとする。そして偶然にも昔好きだった人の娘を自分の担任のクラスの生徒として受け持つことになったことに気づき、複雑な気持ちになる。
<コミック化するシーン(該当する箇所の小説本文)>
あたしは席を立ち、教室中央に向かって歩いていった。
「先生」
と班分け状況を見守っている藤崎先生の背中に声をかけた。
「どうした?」
話しかけられたのに気づいた先生が振り返った。
「出席番号三十番の染谷です。相談があるんです」
あたしは意を決して先生に自分の今の境遇を伝えることにした。近づいて耳打ちしていると、香水なのか、レモンかオレンジの皮みたいな香りをふわっと感じた。
事情を聞き終えた藤崎先生は、身をかがめたままあたしの顔をじっと見つめた。
そして、「そうなのか」とだけ言って頷いた。
(以上)
※主人公が「出席番号三十番の染谷です。相談があるんです」と言っている時にもう一人の女の人の幻影がぼわんと重なって見えて、先生がはっとする場面を入れて頂けると幸いです。
※最後の先生のセリフ「そうなのか」は、主人公の事情を理解したことと、主人公が昔好きだった人の娘だということに気づいたという二重の意味がこめられています。表情を描く時の参考にして頂ければと思います。
※このシーンで1ページ程度を考えていますが、収まりきらないまたはもう少し前後のシーンまで盛り込めそうだという場合は別途ご相談下さい。
<人物の詳細>
女子高生と先生は、以下のURL(表紙イラストです)の2人をイメージとしてご参照下さい。
先生はもう少しキザ?な感じでもいいです。
http://kana-hanagasa.velvet.jp/SC-KH.jpg
(1)女子高生(主人公)
・17歳、高校2年生
・サラサラの黒髪、肩につくかつかないくらいの前下がりのボブ
・前髪を斜めに分けてアメリカピンでとめている
・はっきりした顔立ちの可愛い女の子
・元気で明るい性格
・服装は制服(紺のブレザー、ブラウスにリボン、短いチェックのプリーツスカート、紺のハイソックス、ローファー、等々)
(2)先生(男性)
・30代前半
・背が高く細身
・明るい茶色の髪にゆるくウェーブしたウルフヘア、色白
・服装は茶系のスーツ、キャメルの靴
(3)主人公の母親(実際には登場せず、幻影だけ)
・斜め分けした前髪のロングヘア
・幻影では30歳前後
ご提案お待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。