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Certification

Language

Jp 日本語

Specialty

Self-Introduction

You can draw illustrations, 3DCG, emblem design, etc.Illustrations can draw deformed illustrations from thick painted illustrations

  • Creator ID:25989
  • Gender:private
  • Age:private
  • Career:9year(s)
  • Area:Japan
  • Last Login:More than 3 months ago

Works

砂漠のレリック

広がる黄色い世界

空気は澄んでいるが、時折激しい砂嵐が起こる

ところどころに動物や人の骨が散乱し、木々や建造物の残骸らしき物が

見え隠れする

ここもかつては街だったのだろう

焼けるような暑さの中、一人の男が歩いていた




男は深々とフードを被り、麻の様なもので編んだ袋を肩に担いで

荷物を引きがなら歩いていた

同じような袋の荷物がソリのような道具の上にいくつも積んである

若干疲れた様子でその足を進める

足の底が砂に取られて思うように進めない様子だった

それでもずっとそうしてきたのだろう、休めることなくひたすら前へ進む

足跡を見ると地平の彼方まで続いていて、この男がどれだけ歩いてきたのか

簡単には想像できないくらいである




「もう少しだ」

男は自分に言い聞かせるように言って更に力強く足を動かす

少し喉が渇いたのか、腰に下げていた水袋を取り出し軽く口の中を潤す

暑さと眩しさで少し目を強く瞑ってから少しずつ瞼を上げていった

遥か先、黄色い砂の平原と陸地のオアシスとも思える境目がかろうじて見えるようだった

それを見て男は若干顔を緩ませたがすぐさま引き締めた面構えになり更に足を進めた

着ている服は何度か砂嵐にあったであろう細かい砂の粒が縫い目に食い込んでいた

裾などは多少擦り切れていているが、とても丈夫な布で出来ているためか

世代を超えて使っても十分使えると思えるほどだった

一瞬男は足を止めて後ろを振り返る

耳鳴りのようなかすかな音を感じた男は大きく目を見開き遠くを見た

「くっ、もう来たのか」

男が見つめる遥か先の方で黒く霧のようなものが蠢いていた

それは遠すぎて形が認識できないだけに過ぎなかった

砂埃をまき散らしながら無作為にはじけるポップコーンの様に飛び跳ねながら

こっちに向かってくる生き物たちの群れだったのだ

ただ、こっちに向かってくると言うのは語弊がある

たまたま方向が同じだったのだろう

その大群は男を目指しているのではなく男が目指す場所と同じだった

Portfolio

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Specialty

Script Writing

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Experience with visual novel scenario, world view setting, concept setting, concept art, etc. are also possible

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