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自己紹介

高校、大学と美術系に進み、デザインについて学びました。漫画や絵画の他、イラストであれば少女漫画、少年漫画、萌え絵の他あまり絵柄を選びません。どのようなお仕事も誠意を込めて承ります。

  • スペシャリストID:24544
  • 性別:女
  • 年齢:27歳
  • 活動年月:5年
  • 活動拠点:大阪府
  • 最終ログイン:3ヶ月以上ログインしていません

登録作品

コメニウス、ルソー、ペスタロッチ、ヘルバルト、デューイの方法論の特徴について

近代教育の父と呼ばれたコメニウスは同じ時期に、同じ年齢の子供たちを入学させ、彼らに同じ内容の教育を施すという現代の学校教育によく見られる仕組みを確立した。すべての人間が共通の知識によって成り立てばそこに認識の違いや歪みは生じず、争いは生まれないと考えたのである。普遍的で統一的な思想教育ことが世界平和へと繋がる道だという考えは直感教授として後世へ長く引き継がれることとなった。
そしてその直感教授を重視しつきつめようとしたルソーは、子供と大人は同一のものではなく、子供を大人に近づけようとするあまり子供であることをないがしろにする教育を否定した。子供に大人の考えを押し付けるのではなく、子供が自然に触れることによって発見する成長の論理に対して手助けをすることが必要であると考えたのだ。よって教育は自然に任せ、大人は人為的な社会というものから子供を守るべきだという「消極教育」というものを提示した。ルソーが理性そのものや人間が生み出す文明に対して悲観的で否定的であったことが伺える。
そしてその思想から悲観的な部分を取り除き、自然と子供の関係の重要性を引き継いだペスタロッチは、上流階級の家庭を前提とした家庭教師の教育法を論じたルソーよりも、貧富の差なく全ての民衆を対象とした教育に力を入れていた。教育の中にも健全な家族の温かみ、思いやりを重視し、逆に言えば家庭の中での教育、俗に言う「善悪の判断」を自分たちの生活に置き換える形で習慣づけるように考えたのだ。そしてそれを”活かすための”直感教授という形で五感を使い学び、後々理性と紐付けて教育していくメトーデという方法を確立する。直感教授そのものに偏ってしまうと、理性とのリンクがうまく行うことができない可能性があるかもしれない。そういった意味では子供の感性の高さをうまく利用した教育法と言える。
一方で近代教育学の父と呼ばれたヘルバルトはルソーやペスタロッチと違い、自然な生活に従う教育は品性を作り上げる上で必ずしも必要なものではないと判断した。しかし国民が国の一部としてあるべきという教育も良しとせず、個々が自分自身のためを考え実力を高めていく教育こそが最終的に人々のためにも国のためにも望ましいものであると説いた。個の質が高まれば切磋琢磨して集団の質も上がるが、集団としての質を高めようとすればいずれ個のほころびが目立ってしまうことを危惧したのかもしれない。
個々の成長や教育に力を入れた他の人物と違い、デューイは学校は個人よりも公共性を重視した共同体であるとして皆が力を合わせて物事に取り組めるような学校を目指した。すべての子どもを教育対象にするのはもちろんのことながら、そこに一切の経済的格差は存在してはいけないと考えており、民主主義的な社会の一端を担う役割として子どもたちに協力して生産的な活動を行わせ、主体的な経験を積ませることを良しとした。子供を社会の一部として自覚させるこの教育法は、できる限り子供を社会から隔離しようとしたルソーとは対照的である。

自身の健康状態について

自分は確かにあまり健康的な生活を送っていない、とは常々感じていたが、数値化された時にここまでとは思わなかったというのが正直なところだ。
身体が丈夫な方ではないので慢性的な体調不良はそのせいだとばかり考えていた。しかしそれだけではなく、自業自得な生活習慣が起因しているということがこの結果で実感できた。もちろん、どうすべきか、ということ自体は、あまりに当然のことで耳にタコができるほどよく聞く言葉を実践すればいいだけ。そんなことは理解している。
模範解答はいつだって、「規則正しく早寝早起きをし、三食バランスの良い食事をとり、適度な運動をすること」だ。それが正しいのは分かってはいるが、いざできるかどうか、となると様々な問題がそれを阻む。自分の生活の範囲内で意識してできそうなこと、それは何かということ、理想と現実の妥協点を見つけ、それを必ず実践するように意識することなのではないだろうか。
因子別プロフィールを見て特に思うのは、三食きちんと食事を摂らない日が多い、ということだ。間食が多く、きちんとした食事の時間に空腹を感じない。そうでなくても、食欲にムラがある。食事のバランスは一人暮らしである以上あまり足の早いものを買えなかったりするため、加工済みのサラダを購入したり、気を付けるようにはしているがそれでも明らかに必要最低限の栄養素には届かないだろう。ここでの妥協点は野菜類の新鮮な食材を意識的に摂取すること、間食を控えること、三食しっかりした時間に食事を取ることだと判断した。
深刻な運動不足も目立つ。身体測定の結果を見て以前から柔軟性が低いことは理解していたが、一般と比べ非常に劣っているということもよく分かった。
それでいて柔軟運動というのは狭い室内でも実践でき、気候、日時を選ばないという点から一人でも気軽に始められる運動である。
特に自分はよくベッドの上にいるので、足を中心としたストレッチを意識的に行っていきたい。
下宿と学校を往復するだけの毎日では、日常的に有酸素運動をする機会が見つからない。その上に運動をするだけの時間も作ることができない。この往復時間を活かす以外の方法がないため、登校時にウォーキング、ジョギングを実践することが妥協点というところだろうか。
不規則な睡眠についても重要な問題だろう。課題に追われつい徹夜してしまうことも珍しくないが、その分体調を崩したり、昼まで眠ってしまったり、昼夜が逆転してしまうことも多い。そうなれば全ての生活リズムが崩れてしまい、先ほど挙げた食生活、運動にも支障が出てくる。もちろん早寝早起きをするに越したことはないのだが、睡眠時間を削らなければ毎週出される提出物はどうにも間に合いそうにない。この場合はその不規則の振れ幅を軽減させ、できる限りのバランスを保つことに意識を向けていきたいと思う。昼寝をせず、きちんと夜に眠る。太陽の光を浴びる。そして休日の寝溜めをやめる。休日はつい昼過ぎまで眠ってしまうことも多いのだが、これが次の週のリズムを崩す原因にもなるからだ。眠る時間の変動はある程度は仕方がないとしても、毎日同じ時間に目が覚めていることを重視していきたいところだ。
私が今優先的にやるべきなのは健康的な生活習慣ではなく、ひとまずは現在の生活習慣の改善である。将来のためにも本当に気を付けなくてはいけない事態を若さのせいにし後回しにしてきた分、こうやって深く考え、改善策を提示することで意識的に実践へと向かっていきたい。

真夜中のサイレン

深夜のファミレスはわずかに時空が歪んでいる。人の気配に弱い僕には、あまり縁がない場所だと思っていた。
傷心気味の彼女をどうにか元気付けてやろうとして、掛けた言葉は全部空回って消えていく。
どうして自分がこんなにも必死になって、彼女のご機嫌を取ろうとしているのだろうか。
彼女の事が好きだから? 自問する。答えは恐らくノーだ。
そもそも友達なのかすら分からない。そういったことは誰が決めるんだ?
できれば、貴方とはただの顔見知りで、それ以上でもそれ以下でもないわ。なんて、彼女がハッキリ口に出してくれるとありがたい。
彼氏に振られたと目の前の彼女は鼻声で話すが、僕にはその彼氏すら存じ上げないのだからフォローのしようもないのだ。じわりと滲んだ汗を、グラスを伝う雫と重ねて飲み干した。
「明日はきっと晴れるといいな」
へらへらと自分の口角はだらしなく上がって、口から飛び出すのはつまらない話ばかり。
いつだってそうだ。僕は人と話すのが苦手なんだ。だからコーヒーが冷めたって、彼女の目は赤く、伏せられたまま。
僕は冷たくなった黒い底に、何度も何度も角砂糖を沈めた。それがきっと無意味でないように、僕の努力が報われればいいけれど。祈りに近い願いだ。僕の話はつまらないから。
「ねぇ、倉井さん」
「はぁ」
彼女が少し目線をあげる。僕は相変わらず、睫毛が長いなぁ、とか、くだらない事を考える。
窓の外ではせわしなくテールランプが行き来して、遠くどこかでサイレンが鳴っていた。
助けを叫びたいのは僕の方だ、なんて、とてもじゃないが言えない。
「貴方は本当に優しい人ね」
「そうかな」
そうだとは思えなかった。優しい人とは、一体どんな人なんだろうか。サイレンが鳴るよりも早く、SOSの先へ向かって、困っている誰かを助け出す事ができる人の事だろうか。だったら僕は失格だ。
サイレンの音が聞こえない。僕はヒーローじゃない。
「今日はありがとう」
「大した事じゃないよ」
「ねぇ」
「うん」
「この後さ、私の部屋で飲まない?」
別にそんな気分ではなかったし、僕はただ彼女の相手をして、つまらない話を精一杯搾り出して、疲れてしまっていたから、今すぐにでも眠りたかった。とにかくそんな気分にはなれなかった。
だけれど、僕はノーとは言えない。彼女の潤んだ目が、薄暗いファミレスの電灯を反射してきらきら光りながら僕を呑み込んだからだ。
「うん」
小さく頷いて、どろりと甘いコーヒーを飲み干す。じゃり、と飽和した砂糖を噛んで、思わず少し顔をしかめた。砂を噛むような日常だ。それが味気ないことに変わりはない。
目の前の彼女はさっさと立ち上がって、食器を片して僕を待っている。
その姿はもうついさっきまで泣いていた彼女とは似ても似つかなくて、そうだ、深夜のファミレスは、時空が歪むんだ、と思い出した。
だから彼女が同じ彼女じゃなくたって、なんら不思議なことではないのだ。
だけれども、だとしたらこそ、僕はもう彼女と一緒にはいられないしいたくないとも思う。
誰だ君は、なんてそんな馬鹿げたことは聞けないけれど。
「さぁ、行きましょう」
「うん」
僕はまた小さく、小さく返事をして、伝票を抜き取る。優しい人にはなりたくない、そう強く願いながら、ほんの少しだけ、サイレンを鳴らした。

空ろな君は朱に交わるか

下校する子供の群れが僕を押し流そうとしてくるので、電信柱にしがみつきながらそれをやりすごす。
横を見れば誰かの庭には真っ赤な薔薇が咲いている。大きな花をこれでもかと見せびらかしてくる様が、なんだか下品で嫌いだ。節操がない、承認欲求。
子供たちはそんなことなど眼中にもなさそうにぐるぐるとぐろを巻いている。
どこかで拾ってきたであろう、長くてまっすぐの木の枝に夢中だ。ちゃんばら遊びで怪我をするのは一向に構わないが、こちらに流れ弾が当たったらどうしてくれよう。
騒ぐ声は今も昔も耳障りだが、子供を非難するような真似はしない。それは子供のすることだ。僕はもう、このたばこ屋の看板に手が届くほどに大きくなった。彼らにだってきっとそんな日が待っているだろうから。
僕はぽつねんと咲く薔薇に少しだけざまぁみろと思って、目を細めて電信柱の求人広告の電話番号を撫でる。
赤い薔薇は棘を磨いて恨めしそうな目線をこちらへくれるが、次に会うときお前は老いぼれだ。
自分はそんな目を引く色も持たないくせに、自分にはまだクライマックスだって訪れていないのに、一方的に勝ったような気分になる。微かに胸を刺す薔薇の棘。敵前逃亡、否、戦略的撤退。大丈夫、一つだって負けていない。開花宣言を待つ。
子供の群れは後方へ過ぎ去って、僕はまた歩き始めた。
意味のない事を考えるのに、意味がないかどうかは断定できないように、僕は少しだけ子供に戻る。
君はもう死んでしまったのだろうか、その呼びかけに答える声はない。
忘れてしまった事を思い出すのは苦痛だ。他人の部屋から金目のものを探し当てるよりも難しい。
少なくともあの頃の僕は群れの中にいなかった。スイミー、そういえば僕が勝手にそう呼んでいた少年がいる。承認欲求、否、ただ朱に交わらなかった、赤。彼の名前も思い出せない。
群れの中は居心地が良かったかい、あの日の彼に尋ねてみる。答える声はない。声がない。
僕は君の事、好きだったよ。
空っぽな脳にそれだけ差し込んで、いつか彼が拾い上げてくれるのを待つ。
僕はいつだって待ってばかりだ。本当は、群れの中に入りたかったのかもしれない。
君の言葉を待っていた。
やはりあの頃の僕はもう死んでしまったのかもしれない。追悼式の式辞を考える。
だって彼の顔すら思い出せないのだ。これを死と言わずなんと言おう。
薔薇の棘が刺さったまま、深く食い込んで僕を殺す。
その前に一度だけでも、どうか花開きますように。
白線だけ踏んで歩く。この外に出たら何があることにしようか。

夕焼け。そろそろ、今日の夕飯を買いに行かねばなるまい。

制作実績

掲載可能な受注実績はありません。


得意分野

コピーライティング,広告原稿,記事・コラム,WEBコンテンツ,ブログ

経歴

2018年京都精華大学デザイン学部イラスト学科卒業

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