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文章作品

情報誌

日本の美を極め奥義にふれる
「和紙」
●「紙」は「神」に通じる日本の誇る和紙文化
古から伝えられてきた我が国固有の「モノ」には、物質としての「モノ」の域を超えて、高い精神性を持つに至ったものがあります。その代表的な例が和紙です。和紙は同じ紙でありながら、洋紙やパピルス製のものとは全く違うレベルに昇華した「紙」です。
和紙は「紙」とはいいながら、「紙」を超えた機能を持っています。
襖や障子などの建具をはじめ照明、食器、化粧小物、衣装、その他日用雑器に広く使われ、日本人の生活に欠かせない存在となっています。和紙はそのまま使用しても優れた機能を発揮しますが、やはり伝統的な技術である柿渋を塗ることによって、さらに撥水性や耐久性などが格段に向上し、堅牢で味わい深いものになります。ご存知の和傘(番傘)は、これもまた伝統技術の竹細工とひとつになった芸術品といっても過言ではありません。古から日本人は和紙の持つ高い機能を活用してきました。しかし、道具としての存在にとどまらず、谷崎純一郎が「陰影礼賛」のなかで指摘しているように和紙に囲まれた生活は、幽かなものを愛で、淡いの中に美を見出す日本人の細やかな心を育み、情操を育てているのです。
この和紙のすばらしさは、最近では世界から称賛され、平成26年11月27日には、石州半紙、本美濃紙、細川紙がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
世界的な評価を得る和紙は、美術品の修復の分野では救世主として注目されてきました。ヨーロッパの絵画の修復には、紙を超えた紙としての驚くべき能力を発揮する和紙が至るところで使われ、ヨーロッパ文明を支えているのです。
和「紙」は「神」に通じるまでに昇華された日本の誇る伝統文化です。「モノ」でありながら「モノ」を超えて、高い精神性を持つ和紙。伝統の持つ力とすばらしさを、私たちも将来に伝えていきたいものです。

リクルーティング原稿

設計部:中村有希
未来科学部 建築学科卒業 2013年入社

(ヘッドライン)
女性設計者のフロントランナーとして、快適さと感動をあたえる建物を手掛けたい。

(本文)
●建設設備業界にあって、女性活用のパイオニア的存在の会社
大学では環境工学を専攻しました。人々にとっての快適な空間を考えたとき、建築物に不可欠な建築設備に興味を持ち、より快適で便利な設備環境づくりをしたいと思っていました。就活では、地元で働ける、待遇が好い、やりたい仕事ができる、この3つをポイントにしました。「やりたい仕事ができる」という点と「女性の活用に積極的」という姿勢が入社の決め手になりました。男性社会だったこの業界でも女性の活用が叫ばれるようになり、当社はそのパイオニア的存在です。成長が著しいALSOKグループの一員としての安定性も魅力の一つでした。実際に入社し、上司や先輩方と話しをすると、男女の別なく、全員がプライドと熱意を持って仕事に取り組んでおり、自分も着実に成長していける会社だと感じています。
●たくさんの経験を積み、案件を手掛け、仕事の面白さに目覚めた
1年目に現場研修の一環として高層マンションの現場で施工管理の業務に携わりました。どのように仕事を行っていけばよいのか分からず、悩むことが多かった時期でした。その時、上司から「自分らしく、できる仕事からやっていけばいい」と、アドバイスを頂き、仕事への考え方や取り組み方を変えることができました。たった3ヶ月という短い現場研修でしたが、たくさんの知識を得ることができ、非常に有意義な現場研修でした。2、3年目は先輩について積算や設計の補助業務に携わりながら、仕事を覚えていきました。年間、40から50件の案件を担当するので、短い間に力をつけることができました。1年目は、図面を見ても全く分からなかったのですが、2~3年目になると、設備の仕組みや仕事の流れも分かってきて、面白くなってきました。
●やはり自分で手掛けた物件の完成した姿を目にするのは「感動もの」
自分で描いた図面と現場の様子を見比べて、それが形になっているのを見ると、「ああ、こうなっているんだ」と実感します。実際に建っているイメージを持ちながら設計することが大切です。設計業務において、まだ形になっていない建築図に様々な設備や知識を注ぎ込み、見えない建物を想像しながら図面を作成するのは非常に難しいものです。ALSOK創業50周年プロジェクトで、ある研修所建設計画の設計業務の一部を任され、消防法や建築基準法など今まで注視していなかった法律や多様な設備のシステムの勉強に悪戦苦闘しながら、なんとかその任務を成し遂げることができました。その建物が間もなく竣工を迎えようとしています。その建物を建設中に見学したときに大きく胸に込み上げるものがありました。それは、自分が手掛けたものがこうして存在する喜びと達成感であり、手掛けた本人しか味わえないものです。この初心を忘れず、これからもたくさんの建物を手掛けていきたいと思います。

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