クウェートのシナリオライターと日本の漫画家がコラボ!

クウェート人シナリオライターのOtaibiさんと日本人漫画家のエリス120%さん

ある日、クゥエートからの打ち合せ依頼が・・・

日本のクリエイターが海外で活躍する基盤づくりのため、Skillotsは英語版も提供しており、連絡内容の翻訳機能も備えているため、海外のクライアントが日本のクリエイターに依頼するケースが多くなっています。

【海外クライアントによる依頼例: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35

クウェート人のシナリオライター、Mohammad Al Otaibiさんも、Skillotsを通じて日本のイラストレーターに執筆中のファンタジーストーリーのキャラクターデザインを複数依頼していただいていました。
ある日、OtaibiさんよりSkillots事務局に次のような一通のメールをいただきました。

Hello Skillots,
(こんにちは、Skillots。)

I want to ask, do you have a building in Tokyo for this site? because I’m coming to Tokyo on July, I’m working on a manga (i have the scripts for the story and the character designs). the only thing I need is an artist to meet and discuss the manga with. Many thanks!!
(お聞きしたいのですが、このサイトの運営会社は東京にありますか?7月に東京に行く予定があるのです。現在漫画に取り組んでいます。(台本とキャラクターデザインがあります。)漫画家さんとお打ち合わせし、漫画についてご相談したいのです。よろしくお願いします!)

海外クライアントと日本人クリエイターを引き合わせることは前例のないことでしたが、Skillots事務局ではぜひミーティング、そして漫画の完成を実現させたいと考え一念発起!Otaibiさんの希望のテイストを確認し、打ち合せにが可能な漫画家さん探しを開始しました。

打ち合せへの参加に快く応じていただけたのは、エリス120%さん!同人誌での活動を中心に、WEBコミックなどでも活躍する漫画家さんです。

エリス120%さんの作品

エリス120%さんの作品。Otaibi氏によると、日本のアニメはクウェートでも人気が高いそう。

その後、双方の日程調整や持参資料の確認を行い、ミーティング当日を迎えました。

 

いよいよミーティング!

打ち合せは、Otaibiさんのシナリオの説明からはじまりました。
Otaibiさんが英語で話す内容をSkillots事務局のスタッフ・藤田が聞いて、エリス120%さんに日本語で説明していきます。

打ち合せ風景

複雑な世界観の設定を共有する必要があるので、誤解のないように通訳するのに苦労しました。

打ち合せ風景

エリスさんも分からない部分は積極的に質問していました。

次に、エリス120%さんが過去に制作した作品を見せていただきました。出版物の見本の他に、生原稿や現在制作中のイラストもあり、Otaibiさんは大喜び!

打ち合せ風景

理想通りの漫画やイラストにOtaibiさんも感動!

ここで、Otaibiさんが「キャラクターデザインを1体この場で描いてほしい」とリクエスト。すぐにエリス120%さんが主要なキャラクターの1人を描きあげます。
仕上がったラフイラストを見てOtaibiさんが一言、「This is too great!(すごすぎ!)」

打ち合せ風景

参した筆記具でササっと描きあげていくエリス120%さん。ちなみに、写真中央に見えるキャラクターのイメージイラストはOtaibiさんが自分で描いたもの。

キャラクターラフ

10分弱で仕上がったキャラクターラフ。Otaibiさんにお持ち帰りいただきました。

その後、今後の進め方や契約料金、完成した漫画の出版についての展望などについても話し合いました。合計で8章の長いストーリーなので、数年がかりで完成することになりそうです。

雑談の中で、カードゲーム「ヴァンガード」「Z/X」が共通の趣味であることが判明。しかも、お二人ともデッキを持参しており、お互いに片言のコミュニケーションながらも意気投合!
お打ち合わせ後は、ご一緒に秋葉原のカードショップに向かわれたのでした。

 

Otaibiさんへのインタビュー

日本の漫画家に依頼しようと思ったきっかけはなんですか?

I see something unique in Japanese artists, their style pulls my attention. and i think Japanese artists has strong drawings and arts that make the readers want to read more of the upcoming manga chapters.
(日本の漫画家の独特なテイストに惹かれました。日本の漫画家の作品には読者に次の章を読みたいと思わせる絵力があると思います。)

今回のエリス120%さんとのミーティングはいかがでしたか?

It was truly great to meet an amazing Artist and cardfight vanguard at the same time !. when i was explaining the manga to him, he understood everying all thanks to Takeshi Fujita for the translation in our meeting!
(素晴らしい漫画家であり、また同時にヴァンガードファイターであるエリス120%さんにお会いできて本当にうれしかったです!ミーティング中、藤田さんが通訳してくれたおかげで、彼は私の漫画の説明をすべて理解してくれました。)

今回制作されようとしているストーリーの概要を教えてください。

the name of the manga is “Crest of Xia”
(漫画のタイトルは「Crest of Xia(エクシアの紋章)」です。)
“Long years ago, an invasion happened in Xia world by an organization called “I.R.O” to retrive the world cores for unknown purpose that will lead the Xia to destruction. years later, a boy named Keizen glory was fated to chase that organization down to flip their true identity”
(『遠い昔、「I.R.O」と呼ばれる組織がエクシア界に侵略した。目的は不明だが、ワールド・コアを奪うためであり、それはエクシアを破壊に導く行為だった。年月を経て、ケイゼン・グローリーという若者が組織を追い、その正体を暴く運命を背負った・・・』というものです。)
if you may put the pictures of the manga in the article it would be an honor ^^
Many thanks !!
(インタビュー記事には、漫画の画像を載せていただけるとうれしいです^^ ありがとうございました!!)

エリス120%さんへのインタビュー

今回のミーティングの感想をお聞かせください。

Skillotsのスタッフの方々にサポートして頂き通訳を交えながらのミーティングでしたので、英語力に自信の無い私でも問題なくはスムーズにお話を進める事ができました。
直接お会いしての打ち合わせと言うこともあり、Otaibiさんが求める細かなニュアンスも把握しやすかったので、今後の作品作りに反映しやすかった印象です。

Otaibiさんの作品の制作への意気込みを聞かせてください。

直接お話をお聞きする機会を頂きまして、作品に対する意気込み・熱意はすごく伝わった印象です。
Otaibiさんのこだわりの部分や実際製作するにあたっての注意点などを本人から直接お聞きできた事もあり、今後の製作により一層こちらもそれにお答えできればと感じました。

エリス120%さんのプロフィール


いかがでしたでしょうか。

Skillots事務局としてもややチャレンジングに感じた今回のミーティングでしたが、始まってみればお互いの共通目的のもと、スムーズに話し合いができました。
すっかりお互いの気心が知れたOtaibiさんとエリス120%さん。漫画のコラボレーションも楽しいものになるに違いありません。

Otaibiさんとエリス120%の漫画が完成したら、またSkillotsマガジンでお知らせします。
この記事への皆様のご意見やご感想もお待ちしています!

この記事の著者

藤田 健プランニングディレクター

Skillotsを含むエフ・プラット株式会社の全てのサービスの企画・運営責任者。
神奈川県出身・中野区在住。

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