はじめまして、縁あってこちらでエッセイのようなものを書く事になりました。
　昨年、長い無職生活からの結婚、関東実家暮らしから沖縄への移住をした、イラストやアクセサリーづくり、小説書きなどものづくりが趣味の主婦です（無職でも主婦なのがこっそり嬉しいこの頃です）
　沖縄は春からいるはずなのに、最初から夏のよう。そしてさらに夏になっていく恐ろしい世界。体感したことのない湿気とのバトルに次ぐバトル。乾かない洗濯物。べたつく床。匂いのつくマットたち……。あーもうナンクルナイサー！
　え、ナンクルナイサーって何とかなるさって意味じゃないの？　あ、最近はその意味でも使う。へぇぇ。
という話はおいておいて。

（中略）

　あと、沖縄でも那覇は都会だった。私は関東でもドーナツ化現象のドーナツ部分に住んでいたので、都市部の出身ではない。沖縄は狭いが、車に乗れない私には那覇の都市部も歩きつくせない。モノレールでいける範囲でだいたいのものが揃った。車を出してもらえば海の綺麗なリゾート地で観光客向けのおしゃれなカフェにも行ける。
　とにかく良いところが見えてきてからは幸せだった。
　結局、人間は変化や不安に弱いのだと思う。
　慣れてしまえばだいたい何とかなるのだ。
　気持ちに余裕がなくなっている時はそう思えないかもしれないが、多分、大きな変化に出くわしても時間が解決してくれる。
　耐え忍べとは言わないが、今はつらいけど、もしかしたらうまくいく時が来るのかも？くらいの気持ちでいるのがいいのではないだろうか。
　ナンクルナイサーである。